風立ちぬを観ました。
「風立ちぬ、いざ生きめやも」がポール・ヴァレリーさんの言葉だとこの映画で初めて認識しました。
「恋愛とは二人で愚かになることだ」と「香水をつけぬ女に未来はない」(ひどすぎる)しか知らなかったので、
この人だったんかー! と、初っ端から軽くショックを受けました。
なんのショックかはよく分からないんですが。多分、あれこの人なんか素敵なことも言ってた、みたいなショックだと思います。
この言葉自体は堀辰雄さんの小説で出会ったはずなので、元の詩を探して読んでみたんですがよく分からなかった。
有名な詩を定期的に読んでみようとするんですが、いつも敗退します。
時代背景とか親切に解説してくれてるのにそれでも読んでるうちに最初の頃の内容が抜けていったりして
結局よく分からなかったとなるんですよね。
いつになったら分かるようになるんだろう……。
でも、この言葉が映画を観終わった後も妙に響いてざわざわしています。
風が立つ、さあ生きなければ。
映画の内容も相俟って、それこそ自分の内に風が立つような。
大人の人に向けて作られた映画だなと思いました。
あれだけはっきりと恋愛を描くとは思っていなかったのでそれにもびっくりしましたが。
このざわざわした感じを覚えておきたい。
それはそれとして。
本庄かっこよすぎじゃないですか!?
以下はそんな叫びです。ネタばれあると思いますのでご注意ください!
↓
二郎が幼い頃から大人に至っても、純粋な心と清廉な魂を持ち続け、余すところなく可愛さを発揮し続けてくれて、時折(割と頻繁に)こしょばゆい気持ちにもさせてくれるわけですが、美しい妻菜穂子さんとふたり、
そっと見守りたい感じの人だったんですよ。
ときめきは本庄がもたらしてくれました。
あの人、かっこよすぎだろう。
そして二郎のなんなの。
良い男過ぎてのけぞりました。
個人的な本庄のみどころ
・震災直後、学校の蔵書を持ち出したその前で煙草吸う場面。ちょっと下向くあの角度が良かった(はず/記憶が美化されていると思うので)
・たまには魚じゃなく肉豆腐食え! ← 食べ方が男らしい。美味しそう。でも肉じゃなくて肉豆腐なのね。
・ウィンク ← なんでそんなことするん。どきっとするわ。
・シベリア ← 文句言うくせにむしゃむしゃ食べとる。
・東京に行ってくる。嫁を貰うんだ。 ← 東京に行ってくる。猫の子を貰うんだ。 に変えてもまったく違和感ないくらいしれっと言う。映画館にちょっと笑いが起きる。
・こいつに触れるな! ← えっ(こちらが動揺)
・貧乏ゆすり。 ← かわいい
・歩こう。 ← どうして当然のように二郎のコートも取り出すの。
・これは今は使わない。お前のアヒルに使った後に使わせてもらう。 ← 男前すぎて息ができない。
今ぱっとこのくらいしか思い出せない。
私の中で本庄さんがアバンギャルド。
ジブリの男前ランキングが、ジブリ好きな人たちそれぞれの胸の内にあると思うんですが、
私の中のジブリ男前ランキングではアシタカが群を抜いていたんですよ。
それが、きましたね。
本庄ですよ。
本庄、アシタカに迫る男前ですよ。
次にポルコ・ロッソかアスベル。
本当はクシャナ殿下もこのランキングに入れたいんだけど、やっぱり姫様だしな。悩みどころ。
どうでもいいけど、へたれ愛しいランキング殿堂入りはハウルです。
ハク様も男前だとは思うんですが、ハク様綺麗な感じだからな。あと神様だしな。
二郎さんとパズーは仲良くなれるはず。
コメント
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初めまして。
私も風立ちぬ最終日に見てきました。
私はあなたと全く同じ事を考えてました!
ジブリの男前ってアシタカだったんですよ!ダントツで!
でも本庄もかっこよすぎですよね!
選べなくて今困ってます笑
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千様>初めまして。
アシタカって本当に男前ですよね!
本庄があんなに颯爽と私内ランキングに登場し、アシタカを猛追するとは思ってもみず。
未だに迷っていますが、幸せな出会いでした(笑