スターズオンアイス2014 大阪

関ジャニの仕分けで藤岡さんが出ていらっしゃって、CD引っ張り出してきた朝。
「告白のうた」可愛くて好き。
歌詞覚えるの得意じゃないんだけど、結構覚えてるな。

STARS ON ICE2014 大阪 昼の部行ってきました~。

2時間ちょっとのショーがあっという間過ぎて、ぜったいそんなに時間経ってないよ!
と思ったけど、ちゃんと時間経ってた。

世界選手権後の各地でのショーの様子をちょこちょこ覗いては楽しみにしていたんですけど、
ほんと、生の迫力よ……。
日本を北からずっと下ってこられて、ほとんど休みもないようなスケジュールに大丈夫なんかな、という気持ちもありつつ、
とにもかくにも楽しい時間をありがとうございました。
以下感想は思いつくままなので順番などは考慮されていません。

アイスショー、個人の演技ももちろんなんですが、群舞が楽しみで楽しみで。
今回一番うおおおやああああ! というわけの分からない叫びをあげそうになったのは
パトリック・チャンがカロリーナ・コストナーリフトしたときです。
あんなことできんの!?

男性五人のナンバー、ハビエル・フェルナンデスを持ち上げながら、
パトリックとバトルが互いにサムズアップし合ったり、ちょこちょこ小芝居入れてるの可愛かった。
ハビちゃん、テレビ通すと結構年いってそうに見えてたけど、生だと年相応というか、もっと可愛らしい印象だった。
羽生ゆづときゃっきゃしてるからかな。
ハビファンの友達に、そこを見てくるように言われていたんだけど、皆がきゃっきゃ始めると目が足りない。

コストナーちゃんはテレビで観るよりずっと華奢だったわ。
雰囲気が神々しくて、あの大きな笑顔でスパイラルしながら目の前を通り過ぎられた日には「め、女神!」てなるしかない。
スケート選手、みんな人の良さそうな雰囲気があるんだけど、
カロさんの内から滲み出てる感じは自分に欲しい。
と言うか、未だにカロリーナ・コストナーをどう親しく呼んだらいいのかふらふらしている。

会場、スタオベとかはそんなにしない雰囲気だったけど、皆がこの場を楽しんでる感じは凄く熱気があって楽しかった。
今回は入場時にサイリウムを渡されていたんだけど、5色のサイリウムが暗闇の中で揺れるのは綺麗だったし、
2部の始まりのときに、演者が出てくるまで少し間があったんだけど、
何故か観客がなんとなくサイリウムを一斉に振り始めて、無音の会場が5色の光と謎の一体感と「なんだこれ」という笑いに包まれる一幕も。
ああいうのって、不思議に楽しくて幸せな感じがするよね。

オリンピックや世界選手権後だということもあってか、歓声が凄くて
羽生君とかはもはやアイドルみたいで、登場したときには、ふぅー! て私も言ったけど、途中から笑ってしまった。
だって羽生君が小首傾げてにこっとする度に、彼の正面ブロックが、きゃーきゃー!→ぎいやあああ!てなるからさ。
ごめん。
日本人だけのグループナンバーがあって、その時はもうあざといまでに可愛い笑顔を浮かべていた草食動物も裸足で逃げ出しそうだった彼が、
パリの散歩道の時には、リンクに躍り出てきて動きのチェック入れる段から顔つきが全然違って、
完全に獲物を狩りに行く肉食動物だった。
4回転ジャンプも勝手に音がついてそうな勢いで、ぎゅるんって飛んでた。
お馴染み「へ」のポーズの前の、あの舌なめずりみたいな顔はなんなんだろうね。
真正面の人達軒並み殺られていたと思います。
ほんま、二次元みたいな子だな~。

パトリック・チャンへの歓声も凄かった。
それでパトリック(チャン? どっちで呼ぶのかな)もにっこにこだったから、会場の盛り上がりもがんがんあがっていく。
体大きいのに、本当につるつると体重感じさせない軽やかさ。
でもにこにこ笑顔の方に気を取られがちで、なんだろう。
人懐こい笑顔で取引先の印象は抜群。
社内でもお局様方に可愛がられ、同僚からも「あんないい奴はいない。この間も俺の残業に付き合ってくれた」等、
評価上々の営業社員を思い浮かべていました。
中規模程度の会社ならば、社内に一人はいそうだよね。
それでいくとハビちゃんも可愛い枠に入るとは思うんだけど、彼を見ていると、
親友の恋人を好きになってしまった「ラブ・アクチュアリー」の彼を思い出す。
あの人の良さそうな眉がそう思わせるのかな。
にこにこしてるんだけど、たまにふいっと真顔で切なそうな顔したりするイメージ。あくまでもイメージ。

個人的には、町田君がすいーっと暗闇の中待機場所まで出てきたときに、影で「あれ、まっちーじゃない?」て分かったときが密かに嬉しかったです。
背中から腰にかけてのラインと、立ち姿の綺麗さが独特だよね。
最近みたインタビューで、彼が
「これまで大事なときに失敗して決めることができなかった。そんな自分がすごくみじめだった」
て、はっきり言葉にしたのが残っていて、あと、
「羽生君とはこれまで切磋琢磨する位置に僕はいなかった。
今、やっとその場所に立てたから、これからは切磋琢磨し合える相手でありたい」
みたいなことを言っているのを聞いて、感じ入ってしまった。
自分のこと冷静に見てるし、本当にみじめな気持ちをずっと持ってたんだろうな。
だからこその去年、今年の顔つきの変化は凄まじいものがある。
自信や手応えが人の顔をどんどん変えていくのを見せてくれて、ありがとうな気持ち。
ちょいちょい位置的に真正面から観ることができて、うーん、あれですわ。
彼、男前。
常に演技者であろうとする独特の空気纏ってリンク上ではあんまりおふざけなしって感じだけど、
もう、あの指先まで神経張り詰めた所作を観られるだけで眼福。
鈴木明子ちゃんもそうだったけど、音楽なり始めたら彼や彼女の世界にぐっと引きずり込まれるのは凄い。
あの会場の空気を自分の世界にするって、どんな感覚なんだろう。
あと、ジャンプの高いこと。兄さん、キレッキレやなあ! 
キレッキレ、という言葉は当分町田君のために使いたい。
あっこちゃんステップ力強くてぐいぐい。彼女の演技って、底の部分に生命力を感じさせられる。どっしり。
小塚君はつるつるのスケーティングにうっとりする予定だったんだけど、
豪快な腹ちらに心と視線を奪われて、落ち着いて見られなかった。
え、サ、サービス?
すみません。

引退してからはその人の良さっぷりがお茶の間を賑わし続け、
数々の変顔と、他のスケーターさん達との愛溢れる面白写真を提供してくれて、
殿というか、もはや神か! と言うしかない織田君は、
この人は素晴らしいスケーターなんですよ、という本来の立ち位置をがっちり思い出させてくれるラストサムライでした。
あれだけできるからこそ、全力のおふざけが楽しいんだろうな。

荒川さん、わざわざご挨拶にリンクに衣装で出てきて下さったんですが、
気持ちとしては「冷えるから! 冷えるから、もっとあったかい格好で!」でした。
てっきり、おうちでゆっくりされるのかと思ってたのに、こっちまでちゃんと来てくれたんだなぁ。

金メダリストソトニコワちゃんは、手拍子めっちゃ難しい曲だった。
煽ってくれるんだけど、ごめん、ついていきたいし盛り上げたいんだけど、どうやって手拍子したらいいのか分からないこの曲!(笑
パンツスタイルにサスペンダーで、いつもとは雰囲気変えて、可愛いと言うよりはキュート!
余談ですがロシアの女性名が美しいと、我が家でもっぱらの噂。
アデリナにユリアにエレーナ。
美女しか思い浮かべられない響き。

ペアの成龍は、リフトでの危なげなさに勝手にじんとしてしまった。
約一年前に見たときに、まだ結成して数ヶ月みたいな時期で、どきどきして見たのを思い出して。
そうだ、ペアと言えば中国ペアの投げ技の高さに会場がどよめいてた。と言うより、私がどよめいた。
恐ろしいくらい放り投げるな……。
夢破れて、をやってくれたのでそれも嬉しかったけど、あの高さはいっそ怖い。
アイスダンスのクリス姉弟がアダムスファミリーやってくれたんだけど、可愛かった~。
お芝居入るのは見てて楽しい。

村上佳菜子ちゃんのきりっとしたフラメンコに真央ちゃんの鉄壁のスマイル。
佳奈子ちゃんの目が無くなるきゅーっとした笑顔好きなんだけど、力の入った真剣な表情は、そのイメージギャップもあってか印象に残るな。真央ちゃんがラフマニノフで見せる迫力みたいな。
スマイルは、会場中がにっこにこで可愛いと溜息の嵐でした。
順番が羽生君→真央ちゃんだったんだけど、盛り上がり方も最高潮。

日本人選手のみのグループナンバーは福山さんの「家族になろうよ」で、これも美味しかった。
ありがとうございます。
しかしですね、文句を言う筋合いはないんですけど、ないんですけどね、
本当に目が足りないんですよ。
あっちでくるくるこっちですさーっ、そっちでジャンプ! 
てなことになると、待ってまだ見てない! 今なにしてた? ちょっと、こっちで気になる動きが!
となりまして、目が痙攣しそうになりました。

まあ贅沢な文句です。

夜の部や、今日の回でまたそれぞれ演目変えてやると聞いて、全部観たい……と後ろ髪引かれつつ会場を後にしました。
楽しかったー!
次は夏!
誰が来るのか、今から発表を心待ちにしています。

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