釣月耕雲(ちょうげつこううん)
というのが、本来の言葉です。
ブログタイトルのお話なんですが。
曹洞宗の開祖道元さんのお言葉らしいです。
母方の田舎の仏間に「釣月耕雲」の四字がどえらい迫力の書でどーんと飾ってあります。
幼かった私にその意味を教えてくれたのが、曾祖父だったのか他の誰かだったのかはもう覚えていません。
でも、当時の私に「雲を耕し月を釣る。世俗を超越した心、悠々自適の境地」と教えてくれたその響きだけがずっと残っていました。(しかし禅語の解釈は広く深く、いかようにも、と多種多様にあるみたいですので、これだけが正解というわけではありません)
それで、タイトルをつけるときに「釣月耕雲」とそのままつけるよりは、馴染みがあるので自分の中に残っていた並びにしようと。
ブログタイトルというのは、単純そうで意外と書き手さんの性格や趣味嗜好、意志なんかが端的に表れているようで私は結構見てしまいます。
この名前をつけたときの私は、ごく単純にそういう境地になりたいと思っていたんだろうなーと思います。苦笑気味ですが。
そして今現在も、やっぱり似たようなことを思いながらの日々です。成長……(遠い目)
幼い頃に出会ったものの記憶というのは、いつどんな時に自分の中にひょっこり顔を出すのか見当もつきませんが、それ故にしっかりと自分の奥底に根付いている気がします。
コメント
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ブログのタイトルにそんな意味があったとは!どんな意味なんだろうとずっと思ってたのですが。悠々自適か…。できるかなぁ、私。会社を辞めて早半年過ぎちゃいました。未練はありませんが、出版関係の会社だっただけに、本には未練が!いや、会社にはないんですよ。本社の人にもないけど。ただ、本が!(まだ言うか!)再就職先も出版関係がいいな。
ただ、前の会社が割りと大手なので会社関係と逢いたくないので、勤務地とか考えるとなかなか決まらない。いっそ、出版関係から離れるか。悩みどころです。こかげは転職とか考えたことなかったのかなぁと、思う今日この頃。なので悠々自適はもっと年をとってからにします。
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朔さん、こんばんは。
はじめまして。
わたし、このブログを初めて拝見したときに、あちこち調べました。
最初はそのまま左から読んでて、さっぱりで…。
でも、右からかな?で調べて、納得したんですよね。
今回、あ!やっぱりそうなんだ!って。
思わずコメントです。
小さい頃からこんな言葉を知っていたなんて。
わたしはお転婆娘で外ばかり駆け回っていたので、知的な感じがして憧れます。
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詩亜様>実はそんな意味があったんです(笑)悠々自適、も個々によって解釈が変わってくるものなんだろうと思います。本人がそう思えなければ、到達できないような。
転職は…悩みますね。けれど悩むことができる内はとことん悩んで、できるだけ自分の納得のできる道へ進めたら、それがベストだと思います。気力も体力も要りますし、何度もしたいものでもありませんしね…。
良い転職活動になりますように。ネットのこちら側からではありますが、お祈りします。
のっち4号様>初めまして、こんばんは。あああ、調べて下さったんですか!最初に、明らかに造語なので一言添えて置くべきかどうかと迷ったのですが、まあいいかとそのままにしてしまいました。
でも、興味を持って調べて下さったのは嬉しいです。
これはたまたま身の回りにこの言葉があって、なんとなく目にして覚えたものなので、基本的には私も表を駆けずり回ってばかりだったことを思い出すと、知的と言われると大変気恥ずかしいのですが(笑)田舎の家に感謝しないといけませんね。