梅雨入りと聞いたはずが

毎日よく晴れてますね。
それかうっすら曇っているか。
むしむし暑くなってきているのが息苦しいこの頃。
6月は祝日もないし、冴えんわ、と思ってましたが自分に嘘をつきました。

6/15にはいよいよ「みをつくし料理帖」の新刊が出ます、ね!!
いやっっっっほううううううう!(拳突き上げジャーンプ!)
タイトル「残月」。
どんな意味なんだろう。残月。この見るからに心にひとつ不安の影を落とし、聞くからになにか寂しさのようなものを感じさせるタイトル。今から緊張してくるわ。残月。澪ちゃんがどうかどうか幸せになってくれますように。
高田さんを信じています。信じてますけど、残月に祈っておきます。

酒見賢一さんの「泣き虫弱虫諸葛孔明」を読み始めたのですが、
ちょいちょいぶはっと変な吹き出し方してしまう面白さ。
三国志に登場する各人への解釈がぶっ飛んでいて面白いと勧められました。
人物に対する捉え方は「蒼天航路」などを読んでいるとそこまでぶっ飛んでいるとは思わなかったのですが、
ただ、酒見さんの解説の仕方や突っ込み皮肉気な言い回しが、軽妙なノリですいすいと書かれていくと
そこはかとなくおかしい。おかしさ満載。
出てくる人たちの人間臭さが良くも悪くも親しみやすく、もーホントしょーもないなこいつら、と笑ってるうちにどんどん愛着がわいてくる感じです。

ネタばれは回避しようとふんわり感想書くつもりが、どうにもネタばれまったくしないわけにもいかなかったので以下ネタばれです。まだ1巻読み終わってないんですけど。

弟である諸葛均くんにこんなにも愛着を抱いたのは初めてです。あんな変人兄ちゃんの下でよく頑張ったよね!
頑張ってるよね! 負けんな! という気持ちになりました。
ひ弱っ子で苛められっ子だったけれど悪知恵だけは存分に働く負けず嫌いで、陰湿な仕返しを怠らなかった幼少期を持つ孔明が、青年期に入り世間の人々から見れば珍妙なお洒落に目覚め、俺ってばちょーかっこいいと自我絶賛しつつ、いかにして己の名を世に知らしめていくか、自分で自分をプロデュースし、横道に反れたり、思わぬ結果が出た場合には適当にライバルや敵を作りだして、こんな感じの人見つけといて下さいよ水鏡先生、などと適当なことを言って奇人変人の名を欲しいままにしていき、その奇人変人ぷりを心配するお姉さんが孔明の嫁取りに奔走して舅を頼り、この舅がまた変人としか言いようのない一筋縄でいかないおっさんで孔明を「かわいがって」おり、竜虎相搏つというよりは九尾の狐と老成した狸の意地と気合の張り合いみたいなやりとりの後に見合いが実現してあっさり結婚してみたり、奥さん貰った途端、奥さんといちゃいちゃしてんの楽しいし世に出るのやめよーっと、と本気で引き籠ってみたり、出てくる人出てくる人濃すぎて胸がいっぱい。
それなのにまだ劉備に会ってないんですよ!
やっとね、会いそうな気配になってきましたが。
劉備や関羽、張飛らの暑苦しいやりとりも、自分の発する言葉に酔ってやたら芝居臭くなるの最初はうざいし引くわと思ってたのに、このお約束満載なやりとり、段々癖になっちまったよ、やっべ泣ける。劉備様さいこー! と元直が思ったりするようなノリです。劉備兄貴が本当にテキトーな感じのでも男たらしです。
まだ1巻の途中なんですが、電車の中で「Romance of the Three Kingdoms」のくだりを読む苦しさよ。
でもどうしても手が止まらなかったから読み続けていましたが、顔面筋肉ぷるぷるしまくり。苦しい。
時折、この辺りの解説し始めると長くなるし、まだ本当のところも分からなし、詳しくはWEBで! みたいな感じの一文が普通に入り込んでくるのもおかしい。おかしいはずなのに、まあそれはそれで味があっていいか、と思ってしまうのはもうこの世界に侵されているからなんだろうな。
そんなわけで、まだ1巻も読み終わってないですが、三国志ちょっと興味ある、という方にお勧めします。

以下、一言お返事です。


詠菜様>こんばんは。今日もよく晴れていましたね。いつになったら梅雨っぽくなるんだろう、と雨降りが続いたらそれはそれで嫌だなーなどと文句を言うくせに思ってしまいます。
なんとなくじめじめはしていて、体調崩しやすそうですよね。私は今のところ元気です。ありがとうございます!
詠菜さんもお気をつけくださいね。
イベントに行かれたんですね。楽しかったですか? 当分イベントに行っていないので、8月は行けるといいなと思っています。
まとめ冊子お求め下さってありがとうございます。
同人誌ということもありまして、かなり好き勝手に作りました。コメントも、喜んで貰えたなら良かったです。
シェリアは確かに、考えれば考えるほど不思議な人だなと思ってしまいます。
周りへの影響は凄いものがありますね。
時々、彼女がなにを考えていたのか考えてみることはありますが、うまく掴めないなと思うばかりです。

「かつくら」ですか!
うわー全然知りませんでした。いつ頃のことなんでしょう! そうなんですか。光栄です。嬉しい!
紹介して頂けるなんてありがたいことですね。そんなことがあったと聞くだけで嬉しかったです。
「彼方から」私大好きで、今もうちに全巻揃っています。イザークかっこいいですよね。
私も読み返したくなってきました。

いつもご丁寧にありがとうございます。素敵なニュースも! びっくりしました。
これからもよければ遊びに来て下さいね。

えな様>初めまして。いらっしゃいませ。河上朔と申します。拙作を読んで下さってありがとうございます。
楽しい、と言って頂けるのがなによりも幸せです。書籍までお求め頂いたとのこと、本当にありがとうございます。
同人誌の件、大変申し訳ありません。皆様にうまく行き渡ると良いのですが。
少しお時間を頂きますが、なるべく皆様に手に取って頂けるようにはしたいと思っていますので、今後とも宜しくお願いします。また遊びに来て下さいね。

コメント

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