5月が終わろうとしている!
4月からこっち、ばたばたで記憶が曖昧なのが恐ろしい。
時間をうまく使えるようになりたい、とぎりぎりするほど思う日々ですが仕方がない。
時間は有限。
そんな中でも、隙を見つけて遊びます。
そんなわけでこの前、乗馬行ってきました!
馬です、馬。
以前から馬に乗りたいと言っていた友人たちと乗馬できるところを探して、三十分ほど乗ってきました。
乗ってきました、というとさらりとかっこよさげですが、
まあ実態は「かしこいお馬様に、乗せて頂いてきました」という感じです。
三人で行きましたが、
友人Aの乗った馬は人懐こくて、
「うわーい、こんにちはこんにちは! 触っていいよ! 撫でていいよ! 乗るの? 僕に乗るの? いいよ! 乗りなよ!」
という感じ。
こんな雰囲気なら安心だ、とほっとした私の前に登場した、黒っぽい茶色の馬。
「……」
あれなんか、さっきの子と雰囲気が全然ちが……。
文字通りの上から目線。
大きな体躯から全力で感じる「あああかったる」感。
「よ、宜しくお願いします」
緊張しつつ近づいた私に対して、ちらと視線を流したあと、また何事もなかったかのように前を向くその一連の動作。
心がひゅっとする上に、コメントがなにひとつ感じられない……!
「ああ、お前が乗るの」(はっ)(←勝手に感じる、だるい溜息)
敢えて言葉にするならばこんな感じ。
もうこの段階で完全に上下関係が形成されているわけですよ。
私「は、はい。本日は私めが乗せて頂きます。連日の体験乗馬で素人ばかりのお相手、大変お疲れのこととは存じますがどうぞよろしくお願いいたします」
馬「ぐだぐだ言ってないでさっさとしろ」
私「はっすみません!では失礼します」
みたいな関係ですよ(どんなだ)
友人Bが乗ったのは白馬で、これもまた「俺に気安く触るな」系のクールな馬でした。
白馬だとそれもまたありな気がした次第。
私が乗っていた黒に近い茶色の馬は、
「かったるいわー」という空気を気にしなければとても綺麗で、
失礼しますと断りながら撫でさせてもらいました。
最初はとことこ歩いて、途中から少し速足というのを体験させてもらいました。
この速足になったときの、揺れに合わせて体を上下させます、という動きで私は死にかけました。
あはははは運動不足なめんな。
これ、明日からしばらく足も背中も死亡フラグなんだけど、と思いつつ必死で動きを合わせようとしましたが、
途中から体力がついていかなくなりました。
悲しい。
それでもわずかにでもタイミングが合うと、確かに乗りやすさが全然違った!
その後もちろん足が夜中に攣ったり、筋肉痛で動きが変になったり、背中の筋肉どこ使ったんだよ! みたいな日々がやって来るわけですが、乗馬、面白かった。
あの私が乗せてもらった馬、仲良くなれたら心底嬉しいだろうなと思いました。
そして、馬に乗りながら考えていたことは、
「これ操って戦うとか、武士も騎士もありえねええええ」
でした。
あの人たち本当に尋常じゃない体つきとバランス感覚してたんだろうな。
流鏑馬の異常さを今さらながらに思い知る。
弓を射る→難しい
的に当てる→難しい
馬に乗る→難しい
馬に乗りつつ弓を射、標的に当てる→どうかしている。
その日は薔薇も見に行ったのですが、こういう時に場面に合わせて心底楽しもうとする友人がいると本当に色んなことに深みが出ますね。
「薔薇園見に行こうよ! そんで馬も乗りに行こうよ!」
の友人Bからの誘いに、友人Aから数日後に電話。
「薔薇園に行くなら、ピクニックバスケットが要るような気がするのよね」
「……! 要る! 要るね、ピクニックバスケット!」
私の頭の中はその時点で赤毛のアンです。なにその発想。素敵過ぎる。
咲き誇る色とりどりの薔薇を目の前に、
開かれたピクニックバスケットには、友人Aの手によるサンドイッチやらクッキーやら、キッシュやらが所せましと詰め込まれ、
木漏れ日がちらちらとする下でのんびりと友人Bが持参した紅茶を飲み、その後昼寝までしました。
(さてここで問題になるのは、お前はなにをしたんだ、ということなんですけどね。
もうお分かりのこととは思いますが、私は自分だけ持って行きました)
その後冒頭の乗馬へとなるわけですが、素敵な一日でした。
別日には、京都満喫食い倒れの一日も過ごしたわけですが、結果として食い倒れな雰囲気になっただけであって、最初からあんなに食べる気満々で行ったわけではないはずです。
(スペイン料理+タルトタタン→カフェオレ+フレンチトースト→レンコン餅+日本酒(@鴨川沿い)→地鶏の丼)
しかし美味しいものは次から次へとよく入るな。
久々に鴨川でほやーとしました。
この季節は外でのんびりするのが本当に気持ちいいですね。
会社の道すがら鉢植えの紫陽花が咲き始めて、そろそろ梅雨が来るななどと思いつつ。
今週末は友人の結婚式なので、なんとか晴れてくださいと祈っています。
そんな風に5月が終わるということで、(強引なつなぎ)
以前お知らせしていた
「楽園のとなり 暗号を解いて本を貰おう!」企画ですが、
締め切りまであと一週間を切りましたので、再度お知らせをば。
消印は6/1まで有効です。
宜しくお願いします!
コメント
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乗馬!されたのですね。私は乗馬クラブに通っていました。
はじめて速歩をしたときの感想が同じとはっ!!!(笑)
馬も操って、矢をつがえて、さあ打てるワケねーだろ的なw
お馬さんによってホント性格が違いますよね。
初めて乗った子は赤茶の最年長じーじだったのですが、艶やかでとてもおおらかな子で、一方友達のお馬さんは、すきを見せればすぐにエスケープする子でスタッフの方が見ると、「俺、がんばってるだろ?ほらほら」と、急にやる気を出すというw4・5才の子どもを見ているようで本当に面白いです。
これを機にもっとお馬さんが好きになってくれると嬉しいです!
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私も乗馬クラブに通ってました。
『あああかったる』感を出してる子は、こっちが強気にムチを入れると『え? そんなんできるんですか?』と
急に慌てて真面目に歩きはじめたり。馬って、感情が分かりやすくて可愛いです。
朔様がその子にリベンジ、いやいや仲良くできる機会がありますように。
乗馬やってたので、コカゲがディレイに馬で運ばれたシーン、『馬の振動でお尻が痛いってリアルな描写!』とか、『後ろに乗ってるはずのディレイにしがみついて耐えるって相当な握力やな』とか(笑)、『私もヨーサムと二人乗りしたい~』とか、いろいろ考えました。
暗号企画、解読後2ヵ月たってようやく応募…。誕生日プレゼントになるといいな~。
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朔さんこんばんは!
乗馬素敵ですね!私も人生に一度は是非体験してみたいです。馬の上は思っているよりも実際は視点が高く感じられるそうですが、やはり高く感じましたでしょうか?
流鏑馬しかり馬に乗っている方たちは憧れと尊敬の域にいるような気がします。馬にを操るのも大変そうなのに朔さんの仰る通りバランス感覚なども必要なんですね、きっと。
御友人の方々とのピクニックもとても楽しそうで素敵だなぁ、と感じました!
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乗馬はダイエットにもなる、実はハードなスポーツなんだそうですね
優雅に乗りこなせるまでにはどれほどの筋肉痛と戦わなければならないのか…!!
きっと昔の人は引き締まった素敵ボディを持っていらっしゃったことでしょう…抱きつきたい!
京都満喫食い倒れも楽しそうですね
美味しいものが沢山ありそうで!
金閣寺を眺めながらお抹茶で一服とかしたいです
というか、京都に住みたい!
せめて、京都に気軽に行ける距離に!!(大阪とか!)
特に桜を観光しようと思うと、なかなか満開のタイミングで行けないんですよね…ショック!
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杏様>おおお!乗馬クラブ!私が体験乗馬をしにいったところでも、通っていらっしゃる方々が颯爽と乗馬されていました。かっこいいなぁと見つめてしまいましたよ。
そうなんですよ。流鏑馬とか、信じられないですよね!
性格の違いであんなにも動きが違うのかと、とても面白かったです。
色々と体は痛い目にあいましたが、綺麗だなと思いましたし、いつかリベンジしたい!と気持ちを新たにしました。
kraft様>結構、乗馬クラブに通われていた方が多いんだなとびっくりしています。思っていたよりも身近なスポーツなんですね。
感情があんなに分かるとは思ってもみず、一緒にいると本当によく分かって、面白かったです。あの馬と仲良くなれる日は果たして来るのでしょうか…。
これまでにも、簡単に体験というのをしたことがあって、その記憶を頼りにあの場面を書いていたのですが、乗り慣れている方が読むと爆笑ものかもしれない…とひやひやしておりました。
暗号、ご応募ありがとうございます!
そうですね。どんな風に抽選になるのか分からないのですが、よいお知らせがあることをお祈りしています。
あかとんぼ様>こんばんは! はい、乗馬とても楽しかったです。視線はめちゃくちゃ高かったです。おおお怖い~となりました。
ピクニックも楽し美味しで、良い一日でした!
仁水様>めちゃくちゃハードなスポーツでした。足、がくがくでしたよ。乗ってらっしゃる方々の優雅な姿、信じられないですよ。
本当ですよね。どれだけ締まった体だったんでしょうね。
乗馬苦手な人たちには、苦痛な時代だったんだろうなとふと考えたりしました。
金閣寺、しばらく行ってないですが、ああいう場所でゆっくりお茶するのも良さそうですね。
関西に住み始めてから、そういう意味では、色んな場所へ行きやすくなりました。こればかりは、引っ越して良かったなと思います。