親戚の結婚式のために帰省し、せっかくなので周辺を観光し、連休最終日は突然思い立って祖父母の家まで寄ってから帰ってくるというみっちり動き回りましたな三日間でした。
久しぶりに5時間くらいある結婚式+披露宴に参列しました。
演目がみっちりでした。本当に盛りだくさん。
親族様、新郎新婦ご友人方の出し物が三部構成くらいの勢い。
カラオケも何人歌ったのかもう記憶にない。
そしてその間、ひたすら食べ続け。
新郎のお祖父様が大衆芸の芸人の方だったとかで、
29本の扇を開き、頭の上、右足の甲、口にくわえるなどして、松を作るという
「高砂の松」をお祝いに披露して下さったのですが、
小さな台の上に左足一本で立ちながらのその芸に目が丸くなるばかり。
お祖父様の体幹素晴らしい。
また、航空関係者の間ではお馴染みと噂に聞いていた「寿アナウンス」を今回初めて生で聞くことができました。搭乗受付開始のアナウンスにユーモアたっぷりにアレンジして、艶のある声の方々が順番にアナウンスすると会場が盛り上がる盛り上がる(笑)
全体を通してひとつの劇みたいな結婚式で面白かったなぁ。
翌日は瑠璃光寺へ。
詳しいことはなにも知らないまま、国宝だって観光案内に載ってるし行ってみるか、というノリで行ってみたのですが。
行って良かったです。
天気も回復して青空が広がる中、夏の緑の中に立つ五重塔がとても静かに綺麗で、ふと言葉を奪われました。
五重塔のてっぺんと同じ高さで見られるという裏の丘?のようなところへも上ってみたら、
その瞬間、蝉の声がわんわんと鳴り響いて、そのあまりのかしましさに梅雨が明けて夏が来たぞー! という感じが一気にしました。
瑠璃光寺にて夏の訪れを知る、とそれらしいことを言いつつ、
あんまりじりじり暑くなってきて頭が焼けるので、寺を出た角にあるお店で家族皆でソフトクリーム食べました。
そこのお店のおばちゃんに瑠璃光寺の四季写真を見せてもらいましたが、冬の雪景色は生で見てみたい。
その周辺の香山公園にある毛利家の墓地が掃除中かなにかで入ることができなかったのが残念。
土饅頭という丸い盛り土のようなものがそれぞれのお墓の前にしてある見たことのない形だった。中に入れなかったから飛び上がって土饅頭だけ確認。
時間があるのでどうしようかと言いつつ、サビエル記念館と防府天満宮へ。
防府天満宮の「ボケ防止」に父が激しく反応。よ、よろしくお願いします道真様。
近所にあればいいのに、と心の底から思った春風楼。
元は五重塔を建てる予定だったものが、様々な事情を経て現在のお堂の形になったものらしく、
高台からの景色もそうなんですがなんといっても風通しが最高に良かった。
本を持ち込んであの太い柱に背中預けて日がな読んでいたい場所。
わずかな間だったけど満喫しました。
そんな観光の流れで、西岡常一さんという方の本を父が貸してくれたので帰りのバスで読んでいたら、
これがまた凄かった。
宮大工棟梁・西岡常一 「口伝」の重み (2005/04/02) 西岡 常一、西岡常一棟梁の遺徳を語り継ぐ会 他 |
「この口伝がいつごろからのものなのかは、今もって分からない。分からないが、法隆寺は、この口伝の教え通りに、つくられていた。だからこそ、千年後の今に残っている。」
コメント