レターセットへの郷愁

先日某展示会へ行きまして、最後にグッズが並んでいたのでレターセットがあったら買おうかなとぷらぷらしてみたんです。
そして知りました。

レターセット、グッズとしてもう販売というか製作されていない……。

カードや、一筆箋、メモ用紙なんかはあるんですが、レターセットだけはどうしても見つけられず、軽い衝撃を受けてその場を後にしました。
そうか。
もう、レターセットをグッズにするだけの需要がなくなったのか。
確かに自分自身、手紙を書くなんていうのは年に数回の行為になったわけで、
そりゃ需要がなくなれば供給もなくなる。当然のことなんですよね。
でもなんだかじわじわとショックを受けていたら、友人からたまたまLINEが届いて、
「近いうちに手紙も書くね～」
と結んであってちょっとほっとしました。

たまたま別の手紙をいただいていたこともあって、新しいレターセット欲しいなと思い、
久々に文具屋で売り場を覗いてみたら、手紙関連は一番隅っこに陳列されて、売り場自体がかなり縮小されていました。
もう少し広いと思っていたのでそれなりに動揺していたわけですが、
そうかそうか。
そうだよな～。
うん、分かってた。分かってたよ。
と、心の中で呟きつつ、大人買いに走りました。

レターセット、いつも封筒だけやたら余るので、レターパッドと封筒は別々になっているものを購入。
シールなんかも可愛いのがたくさんあって、ついつい買ってしまいました。
楽しいですね～。

かなり前に、もう手紙を書く人口が圧倒的に減っていて、我々世代より上の人間しか手紙を書く習慣がないとニュースで見たことをふと思い出しました。
当たり前にあると思っていたものが、需要がなくなり少しずつ減っていくというのは、こういうことなんだなと思いながら、この一連の気づきを友人にしたためた秋のはじめです。